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知ってるようで知らないココロとカラダの関係


緊張して失敗する私とストレスを力に出来る私


 みなさんは緊張するとどうなりますか?心臓がドクドクして、手に汗を掻く?手・足や声までガクガク震えたり。


 そういうときは、失敗したらどうしようと思えば思うほどだいたい失敗してきたような。

 最近趣味のテニスで試合に負けました。まだテニス歴も浅く試合数も少ないのですが、勝ちより負けのほうが多いので毎回とっても落ち込みます。そして次の試合でもそれを思い出し、もっと緊張してまた負けるという悪循環。。。


 ところが、こんな私でも3歳から毎年バレエの発表会に出ていたので本番前には緊張するのですが、その緊張感がなんとも言えず心地よく、ドキドキがワクワクに変わるようになり、終わったときの達成感でさらに次の舞台も頑張れたりするのです。



ストレス ・ マインドセット


「ストレス ・ マインドセット」とはCrum, Salovey & Achor,(2013)が提案したストレス反応の強さを示す認知心理学の用語です。


 簡単に言うとストレスには、パフォーマンスにプラスに働くもの(有益マインドセット)とマイナスに働くもの(有害マインドセット)の2種類あり、その人やココロの持ち方によって変わるということです。

 ストレスがかかると、ストレス反応と呼ばれる様々な変化が脳や身体に起きますが、悪い影響を受けココロが凹んで失敗するか、いい影響を受けストレスを糧に成長出来るか、大きな違いですよね。

 ところがCrumらの実験によると1週間で、ストレス ・ マインドセットが有害から有益に変化したとか!


緊張を味方につけるために・・・


 それではストレスを力に変えるためにどうすればいいのか?良い効果を引き出せるかどうかは、ストレスをどう考えるかによって決まるとか。ストレスは嫌なものだとネガティブに考えると、人は「逃げる」ほうを選び、投げだしたり現実 逃避をしたりします。逆に、ストレスを成長のチャンスというようにポジティブに考えると、「立ち向かう」ほうを選び、辛くても踏ん張ったり頑張ったりできますよね?



「問題から目を背けて逃げる」?それとも「乗り越えようと立ち向かう」?


 結論から言ってしまうと、ストレスをバネにできるのは「立ち向かう」人だそうです。大阪大学の神藤先生によると、 勉強のストレスから「逃げる」人は、自分が成長していると思うかどうかに関わらず意欲が低下してしまうそうです。 対して、勉強で感じるストレスを「乗り越えよう」と考える人は、自分の成長を実感することで勉強に対する意欲を高めることができるそうです。


 

自分の力を引き出すには?


 みなさんは、どんな時にプレッシャーを感じますか?人前で話したり、部活の試合や発表をする時?特に 失敗が許されない場面で感じることがほとんどだと思います。このプレッシャーは精神的な負担になったり、ストレス になったりするため、失敗や空回りなどを引き起こして、パフォーマンスを低下させてしまうこともあります。


 でもスポーツ選手がオリンピックなどの大一番で普段以上の力を発揮して世界新記録を 生み出すこともありますよね?パフォーマンスを高めてくれる効果もあるのです。

 プレッシャーに押し潰されてしまうか、はたまたプレッシャーを力に変えるか。この違いは、プレッシャーが引き起こす不安の種類とその強さによって変わります。そして、考え方によってプレッシャーの良い効果を引き出せるのです。


  関西学院大学の堀川先生方によると、スポーツの場面で感じる不安には 2 種類あります。競技が上手くできるか心配するといった「認知的不安」と呼ばれるものと、本番前に心臓がどきどきして落ち着かない ・ そわそわするといった「身体的不安」です。


考え方 1 つでプレッシャーが良いものに変わる!


 身体的不安を感じるのは、実は身体が戦う準備が完了したという証拠だとか。例えば、心臓がどきどきしているのは血の巡りを良くすることで酸素やエネルギーをたくさん使えるようにした、という合図です。車でいうところのエンジンをかけた状態ですね。不安の中でも身体的不安は高いほうが良いパフォーマンスを発揮できます。

 しかし、その良い効果を認知的不安が邪魔してしまうことがわかっています。失敗することを心配しすぎてこの不安が高くなってしまうと、せっかく身体的不安が高くなったのに空回りしてパフォーマンスが下がってしまうのです。


 では、認知的不安を何とかする方法はないのでしょうか。 堀川先生方によると、認知的不安は考え方によって変化させることができるそうです。失敗したくないと考えれば考えるほど高まってしまうものなので、成功する可能性を考えることでこの不安を低くすることができ、プレッシャーの恩恵を受けられるそうです。


 ココロとカラダのつながり、またおもしろい1面が見えてきたような気がしませんか?考え方 1 つでプレッシャーが良いものに変わる、是非これから取り入れていきたいものですね。そのために、これからもヨガの修行を積んで心を見つめていこうと思いました。


これからも思いつくまま、ブログを更新していきますのでお楽しみ。

つれづれなるままに・・・


ツナガルYOGAは、西東京市 東伏見を中心に活動しています。 スタジオレッスンの他にご希望の場所へ出張も承ります。初回は無料ですのでお気軽に試してみませんか?


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