寒い冬を乗り切るためのヨガ
- くりはら みほ
- 2019年12月1日
- 読了時間: 4分
更新日:2023年3月17日

冷え性の原因は血行不良
12月、いよいよ本格的に寒くなってきましたね。わたしも冷え性で何もしないと手足が冷えて寝れないので、レッグウォーマーなどあったかグッズは欠かせません。女性は冷え性の方は多いですよね。
冷え性とは簡単に言うと、手や足の末端が常に冷たくて辛い症状のことです。体全体の温度が低い低体温とは区別して考えられています。からだが寒いと感じるとこれ以上熱を外に逃さないように皮膚の表面や末端の血管がギュッと緊張して、重要な臓器の集まる体の中心部に熱を集めようとします。だから血流が滞って手や足の先が冷たくなるのです。体がぶるぶる震えるのは、筋肉を動かして熱を生み出そうとしているのです。

特に女性に冷え性が多いのは米国のラッシュ大学医療センターによると、女性の生活習慣の方が冷えを招きやすいこと、一般に女性のほうが男性より筋肉量が少ないこと、月経・出産・閉経などに伴ってホルモンのバランスが崩れやすいことなどが原因になっているようです。
なぜ冷え性が体に良くないのか?
冷え性はただ身体が冷える、というだけではありません。全身に酸素や栄養素が行き届かなくなると免疫力が低下し、風邪など体調を崩してしまいます。血流が滞ることによりむくみや筋肉がこわばっていくため肩こり、さらには腹痛、頭痛、血液の停滞により生理不順や便秘、また疲労が回復しにくくなり常に倦怠感を抱くようになるので抑うつ感など精神面のトラブルにも繋がる恐れも!新陳代謝も衰えていくので肌荒れも気になってくるでしょう。放っておくと脂肪が燃焼しづらくなり、痩せにくい体になるのです。
ヨガで冷え性を改善しましょう
放っておいていいことはない冷え性。まずは自分の生活習慣を見直してみましょう。ポイントは3つ。栄養バランスの取れた食事・温度差を調整しやすい衣類・適度な運動です。ここでは運動にフォーカスしてみましょう。前述の通り、筋肉を動かすと熱が作り出されます。体の熱の約6割は筋肉によってつくられるそうです。筋肉の運動量が増えると体温の調整もズムーズになり、冷え性が起こりにくくなるでしょう。また代謝も上がるので、末端まで作った熱を運んでくれます。
人間の筋肉は約7割が下半身に集中しているので、特に効果的なのは、ふくらはぎの筋肉を鍛えることです。血液を心臓に戻すポンプのような働きをしているので効果的に血流を改善できます。

一番簡単でお勧めは足首回しです。心臓から一番遠くにある足先は特に冷えるところです。ヨガというよりはストレッチになりますが、毎日続けてみて下さい。足首が柔らかくなると歩幅も自然と大きくなり、毎日の運動習慣が身につきますよ。
長座の姿勢で座り、足首をもう片方の足の膝の上に乗せる。
手の指と足の指をなるべく深く組み合わせ握手をするように持つ。(足の指が大きく開くように)
大きくゆっくり前後20回ずつまわす。
反対足も同様に行う。
足首を回すことによって、足に滞っていた血液が循環し下半身がポカポカしてきます。免疫力もアップ!もちろんヨガなので、腹式呼吸も忘れずに行ってくださいね。
あと、冷え性に効くツボをヨガの準備運動で押してみるのもおすすめ。

・血海
膝の内側、膝から指2本分位上のちょっとへこんだところ。
・三陰交
内側のくるぶしから指3本半位上がったところ。
・八風
足の甲側の指と指の間の水かき
(手の指の方も同様に指間穴というツボがあります。)
息を吐きながら一押秒くらいかけてゆっくり、ちょっと痛気持ちいいくらいに押してみて下さい。5〜10回位押すと血行がよくなり、末端が暖かくなりますよ。
冷え性の克服には、だれでも簡単にどこでも出来るヨガがオススメです。優しい運動で下半身の筋肉を鍛え、全身をゆっくり温めてこの冬の寒さを乗り切りましょう。
これからも思いつくまま、ブログを更新していきますのでお楽しみ。
つれづれなるままに・・・
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