アフターコロナの新しい生活様式
- くりはら みほ
- 2020年6月12日
- 読了時間: 6分

ようやく東京都でも非常事態宣言が解除され、東京アラートも明日にでも解除、徐々に元の日常に戻っていくような・・・誰もが暗いトンネルから新しい出口の光を垣間見たと思います。しかしトンネルの入口と出口の景色は全然違うものだということを、受け入れる必要があります。多くの専門家も指摘するように、コロナ前と後では全然違う新しい生活様式が始まるのです。
厚生労働省では、5月4日の新型コロナウイルス感染症専門家会議を受けて、新しい生活様式を公表しました。ざっと見てみると・・・
咳エチケットや手洗い、マスクを着用などの感染症対策
『3つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)』の回避
身体的距離の確保(買い物や不必要な移動・外出を控えるなど)

私達は新型コロナウイルスが本格的に蔓延するようになったたったこの3、4か月間で生活の一変を余儀なくされましたが、もう以前の生活が戻ることはないと私は思います。なぜなら生命は常に新しい環境の変化に適応し続けることで進化して今に至っているように、非常に大きなストレスと精神的ショックを受けたとしても、行動様式、生活様式を大きく変容させることによりそれに順応してきたからです。
では、私達の身近なところではどのような生活様式になるでしょう?以下の4つのポイントから考えます。
ライフスタイル
運動
食事
仕事
1. 健康を重視したライフスタイルへ
新しい生活様式では、今までより健康を意識した規則的なライフスタイルになります。なぜなら今回の新型コロナウイルスの蔓延によって犠牲になった多くの方が、もともと健康を害している基礎疾患のある方や免疫力の低い高齢者だったからです。
体調を整えるためにも朝からリズムを整えたいはず。まず、朝起きたら換気。熱中症対策としてエアコンをつけていても、こまめな換気は必要です。そして検温と健康状態のチェック。毎日行うことにより熱がなくても体調が悪いようなら仕事や学校は無理せず休み、速やかに医療機関を受診しましょう。
また不必要な外出を控えることにより、旅行・買い物・外食などを控えるようになります。不必要なものを買い控え、必要なものだけに囲まれたシンプルな生活、本当に必要なものを見る目を半ば強制的に養うことになるのではないでしょうか?
2. 意識して運動をしてココロもカラダもリフレッシュ
新型コロナウイルス対策で多くの企業が自宅待機やテレワーク、在宅勤務を導入する中、運動不足が大きな問題になっています。通勤や通学しないだけでも1日の平均歩数は大幅に減るのに、座りっぱなしで血流も悪くなり疲労物質が溜まるばかりか、消極的になり気分も落ち込み不眠の原因にも!運動不足とメンタルヘルスはつながっているのです。ストレスを感じる前に意識的に体を動かす習慣をつけてリフレッシュ。心身の健康を保っていく必要があります。
スポーツ庁によると、外出の自粛の対象とならない外出の例として、屋外での運動や散歩も推奨されています。
運動不足の方が運動を始めるのにジムやフィットネスクラブなどは手軽でよかったのですが、アフターコロナでは3密になるので控える人が増えるでしょう。
そこで注目されてきたのが筋トレやヨガです。
スポーツ庁の資料によると、自宅で動画を活用したりオンラインレッスンを推奨していますが、ヨガは自宅でも畳1畳分の広さがあれば器具も不要、正しいポーズを覚えてしまえば一人でもいつでも気軽に取り組めます。しかもしっかり複式呼吸をするので、インナーマッスルの強化、基礎代謝をアップするばかりでなく、免疫機能を低下させる老廃物のたまりにくい身体を作り出してくれるので、アフターコロナでますます人気が高まっていくでしょう。
3. 健康的な食事とは?

万が一感染しても重症化させないために免疫力を高めようと、食生活を見直すようになります。ただでさえステイホームで生活のリズムがくずれ、欠食や偏食で乱れがちな食生活。お酒やタバコは健康のために控え、朝食をしっかり食べ、まんべんなく栄養素をとる食事を心がける人が増えるでしょう。
またこれまで外食に向かっていたお金を投じる先が、自炊をより一層豊かにするものへと変化しているようです。Twitterトレンドに「角煮」という言葉が入っていたようですが、外出を自粛して自宅でこだわった料理を作ったり、子供と楽しくお菓子作りをする人が急増してホットケーキミックスなどお菓子作りの材料が品薄になりました。
ここで気をつけたいのが、コロナ太りを気にして食事の量を減らしてしまうことです。家にいるとダラダラ食べてしまい、太ってしまったというかたも多いと思います。でもスポーツ栄養学的に考えると、人間は何もしなくても基礎代謝として生命活動を維持するために内臓を動かしたり体温を維持するなどエネルギーを消費しているので、むやみに食事をとらなかったりすると、調子が悪くなり免疫力がかえって低下してしまうのです。
健康的な食生活を送るためには、生活のリズムを大切にきちんと3食摂取し(特に朝ごはん)、バランスの良い食事を心がけ、毎日体重計にのりたいですね!
4. 新しい働き方へ
引き続き通勤は時差、また多くの企業が在宅勤務やテレワークに切り替えています。様々なオンラインサービスが登場し、会議や研修だけでなく、名刺交換や就職活動の面接などまで、どんどんテレワーク化しています。新型コロナ感染症の拡大がはっきりしたことで、それが一挙に進んだということはみんながその合理性・効率性に気がついたからではないかと思います。
また飲食業や観光業など対面で行わなければいけない業種の経済的ダメージは大きく、多くの企業が存続の危機に瀕しています。
これから需要がなくなる職業に付いている方は生き残るために時代を先読みする目が必要です。正業がだめになったときのために副業を始めるなど、急激な時代の変化の中で生き残るための対策が急務となるでしょう。
新しい生活様式を取り入れた日常を考えてきましたが、多少の不便はあっても必要以上に恐れず正しい知識を身につければ、そこまで悪いものになることはないはず。 有効な治療法やワクチンが開発されるまで、完全に感染を押さえ込むことは難しく、感染症との戦いはまだまだ長期化するでしょう。でも私達は時代を先読みすることで、アフターコロナの新しい生活を工夫して楽しめるようにしていきたいですね!
これからも思いつくままブログを更新していきたいと思いますのでお楽しみに、、、
つれづれなるままに。
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