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基本のポーズ④山のポーズ(タダーサナ)

 ただまっすぐ立つだけ。

でもこれってすごく難しいです。


 タダーサナはサンスクリット語で「山のポーズ」という意味です。全てのアーサナの基本中の基本のポーズで、ヨーガに限らず人間の理想的な立ち姿勢と同じです。


 正しい立ち姿勢が取れるようになると、正しい歩き方、さらにもっと大きな動きがスムーズに出来るようになります。

それは解剖学的に見ても理にかなっている動きなので、逆に正しく立ててないと力が全身に効率的に行き渡らないばかりか、疲れやすかったり怪我など、様々な不調が起こる可能性が高くなってしまうのです。


 ただ立つだけのポーズですが非常に奥は深いので、タダアーサナを知って、日常生活でも歩くときでも意識して立てるよう日々練習しましょう。




正しい立ち姿勢とは


では、正しい立ち姿勢とはどんな姿勢なのでしょう?


 背骨は本来横から見たときにS字カーブを描いているというのは皆さまもご存知だと思いますが、簡単に言うとその重心線がが次の5点を床から垂直に一直線に通るときが立ち姿勢の理想的なアライメントと言われています。


耳たぶ・肩峰(肩)・大転子(骨盤の出っ張り)・膝・くるぶし


 他にも腰が反っていないこと、左右の骨盤のぐりぐり出っ張った骨が同じ高さにあること、肩甲骨の角度などチェックポイントが山ほどあります。ね、難しいでしょ?



山のポーズ(タダーサナ)をやってみよう


  1. 身体の中心(軸)を意識して、親指の付け根・小指の付け根・かかとの3点でしっかりと床を押し、マットに立ちます。


  2. 足は閉じて、膝を伸ばします。(筋力が少ない女性やヒザの悪い方は軽く開いても可)


  3. おしりを締めて、お腹を引き上げます。(反り腰の方は少し恥骨を上げるように)


  4. 顎を床と並行になるように軽く引いて、肩を少し外側に開き力を抜きます。


  5. かかとを床に押し付ける力の地面反力で背骨が上にすっと伸び、頭のてっぺんが空へと引っ張られているようなイメージで姿勢をキープします。


  6. ゆったりとしたイメージで正面をみて、背骨に呼吸を通すつもりで呼吸を繰り返します。


 身体の真ん中にしっかりとした軸が通っているのを感じることが出来たでしょうか?

インストラクターの誘導でも、一発でタダーサナが決まることはまずないでしょう。

反り腰や猫背など個人差もあるし、それだけ非常に奥が深いポーズなんです。


 タダーサナを練習していくうちに、正しい姿勢がどういうものかわかってくると思います。そしてヨガマットの外でも、正しい姿勢・正しい歩き方が練習出来るようになってくると日常生活にも取り入れることができますよね。


 ただ注意したいのが常に正しい姿勢でいることが良いとは限らないということです。

もっと良くないのが「姿勢を変えないこと」だったりします。長時間同じ姿勢で仕事や作業をする人は、時々立ち上がったり伸びをしたり、歩いたり姿勢を変えるといった「リセット」も忘れずに行ってくださいね。


これからも思いつくままブログを更新していきますのでまた来て下さい。

つれづれなるままに・・・





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