夏は意外と冷えている
- くりはら みほ
- 2024年8月7日
- 読了時間: 4分

連日の猛暑、いかがお過ごしですか?
暑い暑いと言いながらも、みなさま様々な工夫をされて過ごしているようですね。
携帯扇風機や冷えとりシートなど、便利グッズも色々売ってますし、ついつい冷たい飲み物やアイスなどに手が伸びたり・・・
それでも外に出るのが億劫で冷房の効いた室内にいる時間が長くなったり、電車の冷房で体が冷え切ってしまうことも多いのではないでしょうか。
暦の上では今日8/7は立秋。
これから残暑、今までのカラッとした暑さとは少し変化し、うだるような暑さが身体に堪えるようになるかもしれません。
夏に出てくる不調の数々、だるさや食欲の低下、むくみの他、心の不調(やる気が起きない、イライラする)など、その原因は実は「冷え」であると言われています。
ちょっと手足、おしりやお腹などを触ってみてください。手足はそんなに冷えてないし汗ばんでるくらいだから自分は大丈夫だと思っていてもおしりやお腹のほうがひんやりしているということはありませんか?そんな人は要注意!
骨盤の中には腸や膀胱、子宮など大事な臓器が集まっていて、内臓が冷えると働きが衰え消化不良や便秘・下痢などを引き起こすばかりか、自律神経やホルモンのバランスが乱れ全身の循環が悪くなり、血行不良による頭痛・肩こりのほか免疫力の低下や不眠など様々な不調が出てきます。
「冷え」や夏の不定愁訴を改善するために、これからご紹介する方法で養生を重ねて乗り切っていきましょう。
すぐに始められる夏の養生法
衣:首・手首・足首の三首を温める
食:冷たすぎる飲み物、アイスの食べ過ぎ注意
住:心静自然涼(しんせいしぜんりょう)・ヨガ
夏は薄着になりがちですが、室内では冷房で冷えたりします。血行が悪くなると特に心臓から遠い足元のめぐりが悪くなるので「頭寒足熱」を心がけ、レッグウォーマーや腹巻き、ストールなどを上手に使い温めましょう。
熱中症予防に水分をとらなきゃと思いますよね。
でも体感温度を下げるために冷たい飲み物をごくごくのむのはNG。内臓が冷え、血流が悪くなったり胃腸の調子が悪くなり免疫力も低下することに。
冷たい飲み物は最初の数口にして、残りは常温に近い温度で。
エアコンの温度は外気との差が5℃以内にしたほうがいいと言われていますが、最高気温が36度以上のときもあるこの季節、一体どうしろというのか?
心静自然涼(しんせいしぜんりょう)ということわざのとおり、夏の暑さにイライラするとよけいに暑さが増すので、ゆったりとした気持ちでいるほうが涼しいようです。クヨクヨ考えずストレスと共に適度に汗を流して、溜まった水分を排出するヨガなどいかがでしょうか?
夏バテ解消におすすめのヨガポーズ
ヨガの深い呼吸は自律神経を整え、さまざまなポーズで滞ったカラダの循環を改善、内臓機能も活性化させてくれます。
「ウサギのポーズ」

頭頂部の百会のツボを刺激して自律神経を整えるポーズです。
不眠症の改善や肩こり・頭痛の緩和などへの効果が期待できます。首筋から肩の血行が促進されるので頭がスッキリ、リフレッシュ効果もあります。
マットに正座で座り、両手をひざのまえにつく
両手を正三角形の底辺とし、頂点に頭頂がつくようイメージする
額をその少し手前に置き、息を吐きながら少しずつお尻を持ち上げ、頭頂をマットにつける
余裕があれば床から手を離して背中側で指を組み、息を吐きながら前方へ動かす
数呼吸繰り返し頭頂の百会のツボを刺激する
おしりをゆっくりかかとに戻し、手はグーを作って縦に重ねおでこを置いて休む
「ねじりのポーズ」(半分の魚の王のポーズ)

両足を前方に伸ばした長座から、右ひざを立てて左足の外側に置き、左ひざを曲げ右のお尻の外側にかかとを付けます。
左手で右膝を抱え、右手はお尻のすぐ後ろに置き背筋を伸ばします。
息を吸いながら、背骨を天井方向に向かって縦に伸ばし、吐きながら、背骨の一番低い位置から螺旋を描くように捻じります。
この動きと呼吸を数回繰り返します。
吸う息で正面に戻り、吐く息で両手を解放したら、反対も同様に行います。
私たちの体は環境の変化に反応して、体の機能を健康な状態に保つことで、生命を維持させようとする働き(ホメオスタシス(恒常性))があります。環境の変化へ対応する手段が体に備わっているんですね。ホメオスタシスを酷使することで身体は思ったよりも疲れています。どうぞご自分をいたわり、快適な夏を過ごすためにヨガのポーズや呼吸によって代謝を上げ養生しましょう。
素敵な夏をお過ごしください。
これからも思いつくままブログを更新していきますのでまた来て下さい。
つれづれなるままに・・・
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